米粉パン(食パンタイプ)レシピ
*動画でご案内しているレシピをアップデートしておりますので、多少内容が異なります。

型の参考サイズ 80(65)×205(190)× h60 mm
*テフロン加工のものがオススメです。

米粉パン専用粉                300g

生イースト           15g

(普通のドライイーストなら6〜7g、白神こだまドライなら10〜15g)

イースト水(*イーストを溶かす水) 30ml

砂糖                              16g(*日持ちさせたい場合は30g)

食塩                             3g

植物油脂                   21g

水                                     210ml (*手ごねパン(手成型)を作る際は5〜10%減らしてください。)


1.イールをイースト水に溶かし、その後水と一緒にする。

2.米粉、砂糖、食塩を一緒にして、しっかりと混ぜる。

3.②に①を加え全体が馴染むまで混ぜる。

4.植物油を加え、全体になじませる。

5.1次発酵 40℃で15〜20分

6.分割・成型し、型に入れる

7.2次発酵  40℃ 約30分 *膨らみの状態を見て時間は調整してください。

8.予熱なしのオーブンで210℃に設定し30〜40分焼いてください。

9.焼き上がったらしっかりと冷ましてからお好みのサイズにカットしてご賞味ください。


●米粉パンのコツや注意点

混ぜすぎない、発酵はしっかり、けど、膨らませすぎない

*発酵の目安は、全体的に亀裂が入ってきたらオーブンに入れてください。


・混ぜすぎない

混ぜすぎると澱粉が損傷し、水を抱え込めなくなり、保形性を失いドロドロになっていきます。

これは、混ぜすぎによりデンプン損傷が起こり、デンプンの細胞が水分を保持できなくなるからです。


・発酵はしっかりと

短時間で作ることが出来ますが、酵母をしっかりと育てる事が重要です。

パン酵母(イースト)は、水・栄養・温度の3条件で細胞分裂を行い増殖していきます。

この細胞分裂の工程で酵母がガスを発生し、そのガスを生地に広がり、生地内にガスを閉じ込める事により生地が膨らみます。

1次発酵で混ぜた酵母を目覚めさせ、2次発酵(ホイロ)で酵母を成長を促します。

ご案内しているレシピでは1次2次合わせて発酵時間を約50分程度と短い時間でのご案内ですが、その時々の気温や条件で発酵の時間は前後します。

最初は、発酵器を使いチャレンジする事をお勧めしますが、お持ちで無い方はご家庭にあるもので代用ください。例えば、湯煎してラップをする・大きなビニール袋に入れる方法など、温度を保てる環境を作れば問題ないです。

発酵器は温度・湿度を一定に保ちます。温度35〜40℃、湿度を50%以上が発酵の際の条件です。

例えば

パンの型が入る蓋付鍋に少量水を入れ50〜60℃になる様にお湯を沸かします。

パンの型がお湯に浸からない様にお皿を入れ、その上に生地を入れた型を入れ蓋をしてください。

これで簡易的な発酵器になります。

この様に温度・湿度がキープ出来る密閉空間が作れれば問題ないです。


めんどくさい!!楽をしたい方は時間はかかりますが、ふわっとラップをし、2時間程度放置でも構いません。

どちらか良い方法で進めてください。


・膨らませすぎない

小麦の様には膨らみませんが、発酵まえに比べて1回り以上は大きくなります。

動画では、発酵前で型に対して約6割の体積で、発酵後は型から生地が頭を出す状態まで発酵させています。

また、膨らみに限界がございます。その目安が亀裂になります。亀裂が全体的に沢山出てきたら発酵中でもオーブンから取り出して焼成の工程に進んで下さい。

焼成に関しては小麦と同様で構いません。



●ホームベーカリー使用に関して

ホームベーカリーでは、米粉パン(グルテンを加えない)を焼き上げるには熱量が足りずに、上部が膨らまずペチャンコに焼きがってしまいます。パン用の米粉は様々なメーカーが販売しておりますが、ほとんど同じ様な傾向にあります。

なので、ホームベーカリーをご使用の際は、一次発酵後は、生地を丸めて型(型には油を塗っておくか、もしくは、オーブンペーパーを敷く)に入れ二時発酵して、その後オーブンで焼成する方法方をお勧めします。

*面倒な作業は嫌だー!!と言う方は、発酵まではホームベーカリーを使用し、焼成はオーブンでおこなってください。その際はホームべカリーの型が、直接入る大きさのオーブンであることが条件となりますので、ご注意ください。